私は50年間も続くうどん屋の息子として生まれ高校を卒業してすぐに親父のうどん屋に就職をしました。入社をした当初はとにかく父親を助けてあげなければという思い出仕事をしておりましたが、仕事を続けているうちに私も早く一人前のうどん屋職人になってお店を持ちたいと思っておりました。ちなみに兄は私より2年前に入社していたので次期社長は兄というのでほぼ決定しておりました。
そこで私は一生かかっても兄の上に立つことができないということを知らされ、それなら自分も独立をしようという気持ちになりました。しかしその当時は非常に恥ずかしい話自分の貯金が300万円しかありませんでした。とてもうどん屋を開業できる程の資金がなかったのです。それを父に相談したところ、父は私に400万円出資してくれると言ってくれたのです。これには本当にありがたかったですね。この700万円を元手にうどん屋を開業しようと思いました。当初は父が経営するうどん屋の近くにしようと思いましたが、いかんせん父のうどん屋非常に繁盛店ですので絶対に負けてしまうと思いました。そこで隣町でうどん屋が少ないエリアがあったのでそこを中心に物件を見て回りました。その中で数件居抜き物件が存在し、さらに以前はうどん屋を経営していた物件があったのです。これには本当に驚きでしたね。明日にでも営業が再開できるような状況でしたので即決をしました。
さらに初期費用が造作譲渡を含めても300万円程度でしたので本当に経済的には助かりました。残りのお金に関しては全て運転資金にすることができましたので大変ゆとりのある飲食店経営が可能になりました。さらに厨房機器もほぼ新品に近い状態でしたし、リース資産ではなかったので安心して契約をすることができました。また大通りに面しており、駐車場付きの物件でしたのでユーザーにとっては非常に入りやすいお店かと思いました。2年間程で投資の回収も終えましたのでこれからはより一層うどんの美味しさを広めていきたいと思います。
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